なむざっき

QMA2からアロエを溺愛し続ける人が趣味について綴る雑記

プレイステーション的ゲームクリエイター物語 - MATSUDA98『ほのかLv.アップ!』感想

ひょんなことでゲーム制作のアルバイトをすることになった女子高生を主役に、ゲーム制作現場で起きる様々な出来事を描いた漫画。

漫画家物語は『燃えよペン』『バクマン。』などメジャーな題材ですが、ゲームクリエイターを題材とした漫画でなおかつ連載というのは珍しいかと思います。

主人公は有名ゲームクリエイターの叔父に、叔父が設立したゲーム会社へと連れて来られ、いざこざの末、RPGのキャラクターデザインやグラフィッカーを手がけることになります。そんな中で主人公に起きる様々な初めての経験をどうやっていけばよいのか、という苦悩が中心に描かれます。

主人公の立ち位置の関係もあるのですが、作中で制作しているゲームにおいて重要視されているのが「キャラクターデザイン」「キャラクター設定」と、いわゆるプレイステーション2の日本マニア向けゲームの文法で、ゲームシステムなどに対する拘りの描写はほとんど見受けられません。大体は1巻の作者取材がアイディアファクトリーである時点でお察しを。

マニア向けゲームの制作現場と考えればそれなりに楽しめるかもしれませんが、任天堂の「社長が訊く」インタビューで語られるようなゲームへの拘りを期待すると肩透かしを食らいます。ゲーム制作をダシに主人公・ほのかのあたふたする姿を楽しむ漫画と割り切って読むことが大事です。